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愛知県の市町村民経済計算(2022年度)
2025年4月18日(金曜日)発表
あいちの市町村民経済計算(2022年度)
愛知県では、2022年度における市町村民経済計算の推計結果を取りまとめ
ましたので、お知らせします。
この市町村民経済計算は、地域ごとの経済規模や産業構造などを示す指標で、
国勢調査や経済センサス等の各種統計資料に基づき、毎年、県と市町村が共同
で推計しています。
1 本県経済の概況
2022年度の本県経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン普及
が進み、行動制限が段階的に緩和される中、緩やかに持ち直しの動きが続き
ました。製造業では、年度当初は主力の輸送用機械がサプライチェーンの混乱
による半導体部品の供給制約や、明治用水の大規模漏水による工場停止等の
影響があったものの、円安による輸出採算の向上や消費者需要の回復に
より、企業収益も回復の動きとなりました。
こうした中で、経済成長率(名目)は6.3%(2021年度2.3%)となり、2年
連続のプラスとなりました。(2025年1月31日発表済み)
2 市町村内総生産
総生産は、各市町村の経済規模や産業構造を示します。総生産の対前年度
増加率が経済成長率です。
(1) 地域別
経済成長率(名目)は、尾張地域が2.0%、西三河地域が11.3%、東三河地域
が8.7%となりました。
(2) 市町村別
総生産の1位は名古屋市の14兆3,904億円で、全体の34.6%を占め、2位は
豊田市の5兆1,597億円(構成比12.4%)、3位は豊橋市の1兆6,802億円(同
4.0%)の順となりました。
総生産の増加額が最も大きかった市町村は、豊田市が1兆179億円、名古屋
市4,556億円、田原市1,832億円の順となりました。経済成長率を市町村別に
みると、高浜市が33.9%と最も高く、次いでみよし市26.9%、豊田市24.6%
の順となり、製造業が高い伸びを示した市町村が上位の多数を占めました。
プラス成長だった市町村数は、全体の約6割の34市町村でした。
3 人口一人当たり市町村民所得
市町村民所得を市町村人口で割った経済指標で、地域の経済水準を表しま
す。なお、市町村民所得は、雇用者報酬のほかに法人企業の所得などを含む
ため、個人の給与や収入の水準を示す指標ではありません。
(1) 地域別
西三河地域が447万1千円と最も高く、次いで尾張地域364万円9千円、
東三河地域343万8千円の順となりました。
(2) 市町村別
飛島村が739万8千円で最も高く、次いで、豊田市672万3千円、田原市
626万6千円と続き、輸送用機械関連の大規模な製造事業所が集積している
市町村が上位を占めました。
愛知県の市町村民経済計算(2022年度)の詳細は、以下のとおりです。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/toukei/shichosonminkeizai-1.html